

従来の金融に関する知識だけでは、最近の経済情勢はとらえられなくなっています。
ここは、このように激変する金融経済情勢を理解するのに欠かせない知識を幅広く解説しました。
ここがみなさまにとって、大きな転換期を迎えた日本と世界の金融のこれからを見通すための1助となれば幸いです。
金融の大きな特徴として覚えておきたいことが1つは、金融とは「モノ」や「サービス」を売り買いするのではなく、「お金の流れ」を支える融通することによって、経済産業活動を大幅に活発化させることができます。
このように、お金のやり取りによって経済活動を支えるしくみ全体を「金融」と呼ぶのです。
そして、こうしたお金のやり取りの仲立ちをするのが「銀行」や「証券会社」といった金融機関であり、お金のやり取りをするための道具が「預金」「株式」「債券」といった金融商品です。
「金融」とは、一言でいうと、お金が余っている人から足りない人に融通する活動のことです。
例えば、あるベンチャー企業A社が、ガンの特効薬を開発したとしましょう。
それを発売すれば世界中で売れて大変な利益を得られるはずなのですが、残念ながらA社はそのための十分な生産設備を建設する資金が足りません。
このままではせっかくの発明が無駄になってしまいます。
しかし、もし資金に余裕のある別のB社が融資をしてくれたら、A社は工場などの生産設備を完備することができ、待望の新薬を世界に向けて発売できるかもしれません。
お金に余裕のある人から、足りない人へお金をお金を運用したい人金融機関や金融市場を通じて、お金に余裕のある人から足りない人へ、お金を融通する活動のこと。
は「金融は常に未来の不確実さを扱っている」という点にぶつかります。
さらに近年では金融のグローバル化が進んだことから、国同士の金融取引も活発になり、世界を行き交う資金規模も巨額になっています。
それだけに、未来の不確実さがもたらす損失の規模も大きくなり、しかも短期間に世界中に波及してしまう恐れがあります。
2008年秋にアメリカで起こった金融危機の影響が、1気に世界中に及んだのはその最たる例といってよいでしょう。
もちろん各国の政府や金融機関などは、未来の不確実さがもたらす損失が経済社会に与える影響を少しでも抑えるため、さまざまな工夫を取り入れてきました。
証券会社がどんなものかご存知ですか?